2015年 7月 17日

住まいのモノサシ㉞和の家から~感性取り戻す特効薬

カテゴリー 住まいのモノサシ

『住まいのモノサシ』とは何か。
この連載を始めて以来、軸にしてきたのが、
今回記事で書いた「文化のモノサシ」です。
このテーマについて考え、より深めるために、
毎月苦しみながら駄文を綴っています。
司馬遼太郎は、「文化」を不合理と定義しています。
引用していて言うのもなんですが、それは間違いだと思います。
文明とは部分合理的もので、文化とは全体合理的ものである、
と私は考えるからです。
ご一読いただけましたら嬉しいです。

コメント(3)

コメント(3) “住まいのモノサシ㉞和の家から~感性取り戻す特効薬”

  1. 楽生人on 2015年7月22日 at 18:48:47

    ”感性”という文字から記事を読み、杉岡氏のブログへたどり着きました。
    文中急に”スローフード”のことが出てきて、?という感じでしたが、平成25年1月の購入図書で、竹下氏や長崎の大地の会の出版物購入記事で、福岡教育大で開催された食の講演会が私との接点でもあったのかな?なるほど・・・と楽しんで読まさせていただきました。
    今回の記事で養老氏からの引用の言葉に共感を覚えました。九州大学卒業の人々に飛行機騒音の影響を尋ねると、どなたも意に介しない返答しか戻ってきませんが、それほどまでに感性が鈍っているのかと思うのはわたしだけなのでしょうか?
    第三金曜楽しみにしておきます。

  2. 杉岡on 2015年7月31日 at 12:00:10

    “感性”というキーワードから、とは驚きました。
    コメントありがとうございます。
    私自身が自分の感性の鈍いことに危機意識を持っています。感性を取り戻すには、本などを読むのでなく、文章を書くのでもなく、自然に関心を持ち、自然に触れることだとも思います。
    衣食住のすべては、天然資源の授かりものであることは理解していても、そんなことは意に介さず、無頓着に日々を過ごしています。
    大前研一の言葉を思い出しました。
    「人間が変わる方法は3つしかない。時間配分を変える、住む場所を変える、つきあう人を変える。どれかひとつだけ選ぶとしたら、時間配分を変えることが最も効果的だ。最も無意味なのは「決意を新たにする」ことだ」。
    時間配分を変えることは、すぐに取り掛かれ、効果的なことは間違いありません。しかし、こと「感性」を取り戻すためには、「住む場所を変える」ことのほうが効果的だろうと思います。8月に住む場所を意図的に変えます。そこで身をもって体感していこうと思っています。

  3. 楽生人on 2015年8月05日 at 5:52:36

    ”決意を新たにする”・・・・確かに私の人生でも無意味だったようです。
    私は”半農半X”という考えから土、自然に触れることの大切さを実感しています。
    人間も自然のなかで生かされているのですから。
    住む場所の変化による視点の違い、いいですね。
    私もたまーーーに木の上で星を見ながら寝ています。

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