2015年
5月
15日
法隆寺大工の口伝「木組みは、木のくせ組み」。
プロの間では、誰もが知っている言葉だと思います。
しかし、放っておいても、木はくせのあるもの。
くせがないから困る、と実際に言われることは、ほぼありません。
この国の木の建築文化の深さを実感させられた出来事でした。
2015年
5月
15日
日本の伝統木造技術を守ろうという運動が始まりました。
わが国の風景をかたちづくる伝統的な建築や町並みを、
つくり、まもってきたのが伝統木造技術です。
個性ある自然素材の持ち味を、最大限に引き出す知恵と技。
いまも息づいているその技術は、木や土など持続可能な資源を土台にしています。
ところが、いま、その存続が危ぶまれています。
職人の数が、急速に減少しているのです。
これから2年間、この運動に注力しようと考えています。