アーカイブ 2012年6月

2012年 6月 08日

九州大工塾2012

昨年度にひきつづき、九州大工塾が開講されます。
http://www.kyushu-daiku-j.net/index.html

 
今年は、九州職業能力開発大学校との共催で、
会場も6講座すべて、九州職業能力開発大学校(小倉南区志井)となるようです。
 
私が楽しみにしているのは、9月8~9日開催の第3回講座です。
講座の一部を私も担当させて頂くことになっていますが、
楽しみなのはそのことではありません。
徳島のTSウッドハウス(協)の和田善行さんが
講師としてお見えになるからです。
和田さんは、歴史に残る仕事をされた方だと私は思います。
 
どんなところが凄いかというと、
林業の立場から、こんな風に家にスギを使ってほしい、
と提案したところ。
 
もう少し詳しく言えば、
節はあってもいい、杉の木をあらわしで使おう!
という、新しい木の家づくりを提唱した方なのです。
30年も前のことです。
 
乾燥技術が低いと言われれば、当時廃れていた
「葉枯らし乾燥」という伐採技術を復活させる。
スギは、ヒノキやマツに比べ強度が低いと言われれば、
強度試験をし、一定以上の品質があることを証明する。
さらには、木組みで構成する民家型構法をとことん研究。
ひたすらに、真正面から、
林業に、木の建築に取り組んでこられました。
 
そんな和田さんにお会いして、
現在どん底の林業について、いろいろと伺いしたいと思っています。
興味のある方は、ぜひお会いしましょう。

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