2020年 12月 31日
令和2年、私は何を考えたか。
「方丈板倉 斎(さい)」( 写真:齋藤さだむ)
一年間の入手書籍を9年前から公開しています。
「入手」につき全て読んだ訳ではありませんが、その時々で何を考えていたか、よい記録となります。
コロナ禍の今年の入手書籍は121冊でした。
今年の一冊は『福岡伸一、西田哲学を読む―生命をめぐる思索の旅 動的平衡と絶対矛盾的自己同一』池田善昭,福岡伸一でした。
西田幾多郎の絶対矛盾的自己同一という難解な哲学が、福岡伸一氏の動的平衡理論で読み解けた、ような気がして感動しました。
一年を振り返ると今年は3年前の豪雨で被災した祖父の山の杉の木を用いて、
2つの建築活動、黒川復興庭園「泰庵」と「方丈板倉 斎」を行いました。
終わってみれば、創造的な一年であったように思います。
関わってくださったすべての方に感謝いたします。
令和2年 購入(入手)書籍一覧
1月 (3)
『ミクロの森: 1m2の原生林が語る生命・進化・地球』 デヴィッド・ジョージ・ハスケル,三木 直子
『真贋』 吉本 隆明
『進士五十八の風景美学』 進士五十八
2月 (7)
『なぜ直感のほうが上手くいくのか? – 「無意識の知性」が決めている』 ゲルト ギーゲレンツァー, 小松淳子
『風土工学序説―風土とハーモニーし,風土を活かし,地域を光らす,地域づくりの技』 竹林 征三
『一休 』 水上 勉
『行動経済学の逆襲 上』リチャード・セイラ―,遠藤真美
『日本建築史 (建築学の基礎 6)』 後藤治,
『「おなかのカビ」が病気の原因だった (日本人の腸はカビだらけ)』 内山 葉子
『木造住宅の現在形 < 住宅建築 2008年 5月号(No.397)』 建築資料研究社
3月 (9)
『鼻のせいかもしれません: 親子で読む鼻と発育の意外な関係』 黄川田 徹,シンスケ, ヨシタケ
『《原爆の図》のある美術館――丸木位里、丸木俊の世界を伝える』 岡村 幸宣
『白川静文字講話〈1〉』 白川 静
『日本原初考 諏訪信仰の発生と展開』 安久井竹次郎,今井野菊,金井典美,北村皆雄,田中基,野本三吉,宮坂光昭,守矢早苗,古部族研究会
『古諏訪の祭祀と氏族 (日本原初考2)』 伊藤富雄,今井野菊,北村皆雄,田中 基,野本三吉,宮坂清通,宮坂光昭,古部族研究会
『日本原初考 古代諏訪とミシャグジ祭政体の研究』 今井野菊,北村皆雄,田中 基,野本三吉,宮坂光昭,古部族研究会
『免疫力アップ!呼吸にまつわるふかーい話―息育のすすめ』 今井 一彰
『アルベール・カミュ『ペスト』 2018年6月 (100分 de 名著)』 中条 省平
『ペスト』 カミュ, 宮崎嶺雄
4月(24)
『木造建築用語辞典』 一元, 小林,喜彦, 宮越,昌巳, 高橋,公啓, 宮坂
『日本文化の核心 「ジャパン・スタイル」を読み解く』 松岡 正剛
『呉越春秋 湖底の城』 宮城谷 昌光
『日本人はどのように森をつくってきたのか』 コンラッド タットマン,熊崎 実,
『白川静「文字講話」全24巻 (DVD完全収録版)』 白川 静
『ユリイカ 特集:白川静 100歳から始める漢字』
『「脳の炎症」を防げば、うつは治せる』 最上悠
『ユリイカ 特集:梅原猛 臨時増刊号 4 2019(第51巻第5号)』
『大王陵発掘!巨大はにわと継体天皇の謎』 NHK大阪「今城塚古墳」プロジェクト
『古代豪族と大王の謎』 水谷 千秋
『謎の大王 継体天皇』 水谷 千秋
『直観を磨く 深く考える七つの技法』 田坂広志
『基礎から学ぶ 素材・建材ハンドブック (コンフォルト臨時増刊1999年2月)』
5月(13)
『食卓の向こう側〈1〉』 西日本新聞社「食くらし」取材班
『食卓の向こう側〈2〉』 西日本新聞社「食くらし」取材班
『継体天皇と朝鮮半島の謎』 水谷 千秋
『ひとさらい 笹井宏之第一歌集』 笹井 宏之,加藤 治郎
『明日が変わるとき―クリシュナムルティ最後の講話』 ジドゥ・クリシュナムルティ,小早川詔, 藤仲孝司,
『最後の日記 』 J・クリシュナムルティ
『吉野ケ里と邪馬台国 : 清張古代游記』 松本清張
『脳がよみがえる断食力』 山田豊文
『目に見えない資本主義 : 貨幣を超えた新たな経済の誕生』 田坂広志
『伝わる・揺さぶる!文章を書く』 山田ズーニー
『森を守る文明・支配する文明』 安田喜憲
『森の日本文明史』 安田喜憲
『喜ばれる : 自分も周りも共に幸せ』 小林正観
6月(13)
『日本山水論』 小島烏水,隆文館,大正5
『日本の庭園』 進士五十八
『造園を読む』 進士五十八
『屋久島の山守千年の仕事』 高田 久夫
『藤森照信の茶室学―日本の極小空間の謎』 藤森照信
『樹木たちの知られざる生活: 森林管理官が聴いた森の声』 ペーター・ヴォールレーベン,長谷川圭
『福岡伸一、西田哲学を読む―生命をめぐる思索の旅 動的平衡と絶対矛盾的自己同一』 池田善昭,福岡伸一
『方丈記CD3セット6枚朗読NHK』
7月(9)
『渡り腮(あご)構法の住宅のつくり方―木の構造システムと設計方法』 丹呉明恭, 山辺豊彦,
『風の谷のナウシカ 全7巻箱入りセット「トルメキア戦役バージョン」』 宮崎 駿
『薬を使わずにリウマチを治す5つのステップ ―口と足から免疫力を高めてリウマチに打ち克つ』 今井一彰
8月(5)
『センス・オブ・ワンダーを探して ~生命のささやきに耳を澄ます』 阿川 佐和子, 福岡 伸一
『情報の歴史―象形文字から人工知能まで (BOOKS IN・FORM SPECIAL)』松岡 正剛
『脳と森から学ぶ日本の未来』 稲本 正
『日本人と山の宗教 (講談社現代新書)』 菊地 大樹
『武器としての「資本論」』 白井聡
9月(3)
『創業一四〇〇年――世界最古の会社に受け継がれる一六の教え』 金剛 利隆
『孤篷のひと (角川文庫)』 葉室 麟
『泣きみそ校長と弁当の日』 竹下和男
10月(6)
『違和感の正体 (新潮新書)』 先崎 彰容
『後世への最大遺物・デンマルク国の話 (岩波文庫)』 内村 鑑三
『木の実の文化誌 (朝日選書)』 松山利夫,
『役小角読本』 藤巻 一保
『光合成とはなにか―生命システムを支える力 (ブルーバックス)』 園池 公毅
『吉本隆明『共同幻想論』 2020年7月 (NHK100分de名著)』 先崎 彰容
11月(15)
『ルソー『エミール』 2016年6月 (100分 de 名著)』 西 研
『易と日本の祭祀―神道への一視点』 吉野 裕子
『古代天皇家「八」の暗号』 畑アカラ
『ヒトの発達の謎を解く』 明和政子
『ダライ・ラマ「死の謎」を説く―輪廻転生 生命の不可思議』 ダライラマ14世
『原説般若心経 新装改訂版』 高橋信次
『心の原点 新装改訂版』 高橋信次
『心眼を開く』 高橋信次
『心の指針』 高橋信次
『心の発見 現証篇』 高橋信次
『心の発見 科学篇』 高橋信次
『心の発見 神理篇』 高橋信次
『名文どろぼう 』 竹内 政明
『大地の心理学 : 心ある道を生きるアウェアネス』 ドン・ファン、ファインマン
『都会からはじまる新しい生き方のデザイン』 ソーヤー海、 東京アーバンパーマカルチャー
12月(14)
『もののけ〈1〉 (ものと人間の文化史)』 山内 昶
『鬼がつくった国・日本~歴史を動かしてきた「闇」の力とは~』 小松 和彦, 内藤 正敏
『鬼と日本人』 小松 和彦
『鬼の話』 折口 信夫
『目の見えない人は世界をどう見ているのか 』 伊藤 亜紗
『スマホ脳』 アンデシュ・ハンセン
『波動の法則』 足立育朗
『芸術新潮 特集【オールアバウト運慶】』 芸術新潮
『建築講座 古典に学ぶ茶室の設計』 中村 昌生
『交響曲「第九」の秘密 – 楽聖・ベートーヴェンが歌詞に隠した真実 – 』 マンフレッド・クラメス
『ベートーヴェンの生涯』 ロマン・ロラン
『日輪』 横光 利一
『リト-「サムシング・グレ-ト」に感謝して生きる』 山元加津子、村上和雄
『和室学-世界で日本にしかない空間 住総研住まい読本』 松村秀一、服部岑生